ペリッシャブル・ビューティー:「移ろいゆく美」展


タイでもっとも有名なオネエタレント も「移ろいつつ」ある?

少々前のことになりますが(2008年11月28日-2009年2月22日)、バンコクでPrishable Beauty(ペリッシャブル・ビューティー)という企画展が行われ、アルゴダンザにも出展の要請がありました。
主催をしたのはTCDC(タイランド・クリエーティブ&デザイン・センター)。誤解の無いように申し上げておきますが、このTCDC、タイだと言う事で侮 ることはできません。TCDCはアジア有数のデザイン関係の特化した図書館を持ち、また、今回のように豊潤な予算で、いつもすばらしい企画展を行っている 非常カッコイイ団体です。このペリッシャブル・ビューティーはバンコク市内の高級デパートの展示会場で行われ、オープニング当日にはタイのセレブたちが集 いました。
展示会は、さまざまな事物の移ろい・滅びを多角的にとらえ、またその「移ろい・滅び」をビジネスチャンスと捕らえる多彩なアイディアを紹介しています。全 ての物事がいつかは時の流れと共に変わり、何物も永遠とはいえない-この「諸行無常」がテーマというのが、小乗仏教を信じる人の多いタイ人の興味を引いた のか、随分多くの入場者がありました。
展示会は、「諸行無常」、「死」、「恐れ」、「美」、「季節」、「環境」、「鮮度コントロール」、「最後の一滴」、という8つのセクションに大別され、わ がメモリアル・ダイヤモンドは同様わけかミイラと一緒に「恐れ」のセクションに展示されていました。個人的には少々違うかな、と思いますが・・・
そのほか会場には、“「朽ちる」を目の前で見せるために展示会初日に展示された豪華ディナーを大きなガラスケースに密閉し、会期中腐るに任せる“といった 展示、”人が「老い」に抵抗するために何をしているのか-全てはお金に集約される-事を見せるための「美容整形最前線」の展示”、となかなか工夫されてい て、ビジュアル的にも、コンセプト的にも面白い展示だったと思います。

また、私(アルゴダンザ・ジャパン代表、法月)は、この展示会の一環としてメモリアル・ダイヤモンドについて講演会をするよう依頼されました。 2009年2月7日には約50名のデザイン関係者、一般の方に集まっていただき、メモリアル・ダイヤモンドのコンセプト、製造方法についての講演を行いま した。

密閉したガラスディスプレーの中で 朽ちていく豪華ディナー

スーパーセレブな棺

もちろんアルゴダンザのダイヤも

Thailand Creative & Design Center (TCDC)
6th Fl., The Emporium Shopping Complex622
Sukhumvit 24, Bangkok, Thailand 10110
開館時間:月曜とタイの休日を除く毎日、10.30 – 21.00
www.tcdc.or.th

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