生を引き継ぐ:金子哲雄さんの遺したもの

 

僕の死に方 エンディングダイアリー500日

僕の死に方 エンディングダイアリー500日
金子哲雄 著
小学館

昨年流通ジャーナリストの金子哲雄さんが亡くなって刊行された「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」が話題になりました。金子さんが若くして亡くなった事、また、自分の葬儀やお墓の手配を自分で整えていた事が、終活や葬儀関連業界だけでなく、一般の人々に興味を持たれたようです。
金子さんの著作や、出演したテレビ番組などはほとんど見た事が無いので、生前の金子さんがどういう人なのかは知りませんでしたが、「僕の死に方」を読んでみると、その明快で優しい語り口と、ストレートな、迷いのない思考から聡明な人であることが良く解ります。 続きを読む